こんにちは!器械いじりや最新テクノロジーが大好きなkensirouです。
今回、とある事情により代車としてN-WGNのベーシックグレードであるGタイプに5日間乗る機会ができました。
N-BOXカスタムターボが納車されるまでのつなぎですが、ターボ車とノンターボ車とを乗り比べるには丁度よい機会です。
ということで今回はi-VTECエンジンを搭載するN-WGN Gの走りや使い勝手について感じたことをレビューしたいと思います。
N-WGN Gはどんな車?
1.内装関連
まずは計器類からですが、N-WGN Gにタコメーターは付いてないけど常時点灯式なので視認性はバッチリ!
またメーターの左右上部にアンビエント照明というグリーンのLEDが点灯しています。
これはECOな運転をしている時は写真左のようにグリーンに光り、そうでない時は写真右のように白で光ります。
できるだけ白にならないように運転すれば、より燃費がよくなるというわけです。
ハンドルにはオーディオのリモコンが装備されていて、オーディオに手を延ばさなくていいから安全ですね。
エアコンはベーシックグレードなのにフルオートを搭載。ひと昔前の軽では考えられない豪華装備。
エンジンスタート・ストップはプッシュボタン式で、軽自動車らしからぬかっこよさ!
エアコンパネルの下にある引き出し式のトレイは何気に便利で、コンビニで買ったおにぎりやパン、おやつ等を置くのに最適。
グローブボックスはしっかりと深さもあり、及第点といったところ。
助手席側にもドリンクホルダーとトレイが設けられているので、スマホなんかをちょっと置くのに便利ですね。
おそらくこれは標準装備ではないでしょうけど、ETC車載機と12V電源ソケット、その下に装備されるスマホ急速充電用のUSBジャック2つが超便利!
パワーウインドウとドアミラー操作関連のスイッチ類は可もなく不可もなくといった感じ。
後部座席のドアにはドリンクホルダーが装備されています。
運転席の右下にVSA(ABS+TCS+横すべり制御)の一部機能解除ボタンとヘッドライトのレベル調整ダイヤルが装備されています。
ぬかるみから脱出する時や車検の時以外はVSAを解除することはないので、自分では1度も使わないかも。
全スイッチに夜間照明が付いていますので視認性は良いです。
2.居住空間
「軽自動車の室内は狭い!」というのは昔の話で、今の軽自動車の室内は驚くほど広いです。
前席は言うまでもなく、前席をかなり後ろに調節しても後部座席が狭くなることはまず無い。
僕は身長が178cmなんですが、運転席をかなり後ろに下げてもこぶし1.5こ分くらいの余裕があります。(身長のわりに脚が短いというのは内緒です)
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3.走行性能
僕は少し前まで2000ccのツインカム・ターボエンジンを積むスバルのフォレスター2.0XTに乗っていました。
馬力はN-WGN Gの3.8倍ほどの220PSでした。
他にも200馬力超えの車は色々と乗ったことがある僕が辛口でN-WGN Gの走りを評価。
①街中走行
ECONをONにして走った場合、出だしでもたつく感じがしたものの、すぐにトルクが発生してスムーズな加速をしてくれました。
その後ECONをOFFにしてみたところ、出だしのもたつき感が無くなり、めちゃくちゃスムーズな加速をしてくれました。
ECONのON/OFFでここまで違うと思ってなかったからちょっとビックリです。
ちなみにECONをオフにするとアイドリング・ストップが効かなくなり、走行時のエンジン回転数も若干上がります。
初乗りの感想としては「今の軽自動車ってすごくスムーズによく走るな~。」というのが本音です。中低速域での加速は充分で、出だしで普通車に遅れをとることはまずありません。
少なくとも、街中を走るだけなら必要充分な性能を持っています。
ホンダのi-VTECエンジンはよくできており、滑らかによく回るエンジンです。
②高速走行
やはり高速道路を走行すると軽自動車の弱点がたくさん見えてきます。
まず気になったのが100km/hを超えてからの加速で、追い越し車線に出て走行車線の車を追い抜く時のラグさがストレスになります。
そして、長い上り坂ではフルスロットルでも思ったように加速することができません。
これはスーパーチャージャー搭載のプレオでも同じで、絶対的なパワー不足を感じます。
高速道路では90km/hくらいで流すのがちょうどいい感じでした。
雨の高速道路を走ってきたあとの汚れっぷり。
静粛性
静粛性はまぁまぁといったところで、軽自動車としては上出来でしょう。
かなり回さない限りエンジン音が耳障りになることはありません。
市街地走行ではロードノイズは多少気になりますが、風切り音はあまり気になりません。
全体的に及第点といったところ。
乗り心地
シートの座り心地はすごく良いです。
ただ、段差を乗り越えたときの突き上げ感は「やっぱり軽だな~」と思います。
まぁ、これはサスペンションのせいでもありますけど。
だけど全体的にはしっかりとした乗り心地でまとまっていて、決して心地悪くはありません。
昔の軽自動車は乗り心地が悪くて当たり前でしたが、今の軽自動車に乗り心地の良さを求めることは十分可能なレベルにきています。
オーディオ
今回乗ったN-WGNに搭載されているのは一番安いCDオーディオと純正スピーカーの組み合わせなので、とりあえず聞ければいいかと思っていました。
ところが!これはあなどっていました。
4スピーカーの口径は16cmくらいあるようで、低音が思った以上に出ます。
スピーカーが足元に付いているので高音は物足りなく感じますが、音質調整をすれば中々に良い音を奏でてくれます。ツイーターを耳の高さに追加設置するだけで充分満足のいく音になるはず。
ちなみに、僕はプロフィールでも書いてあるようにドラムを長年やっていますので音にはちょっとだけウルサイです。
それでも、ギリギリ許せる範囲の音質です。
燃費
今回は大分~福岡間138kmを一般道で走って燃費を計測してみました。
大人1人乗車で平均車速は50~60km/h。ECONはオフで山道走行も結構ありました。
その結果、なんと29.26km/リッターという素晴らしい数値を叩き出してくれました。
ほぼ、カタログのJC08モード燃費と同じ数値です。
大分~福岡間を片道670円で走れた計算になります。(高速バスだと3,200円)
今回、街中での燃費は計測する暇がなかったけど、軽く20km/リッターは超えてくるでしょう。
まとめ
あくまで軽自動車としてみた場合ですが、「本体価格1,164,000円の軽自動車でもこれだけ満足度の高い物ができるんだな~!」というのが本音です。
「軽自動車にこれ以上なにを求める?」と問いたくなるくらいよくできています。
技術の進歩におどろきを隠せない体験でした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。