(画像引用元:Oculus Quest)
こんにちは!器械いじりや最新テクノロジーが大好きなkensirouです。
おそらくVRファンの皆が待ち望んでいた?『Oculus Quest』がついに発売されました!
これまでにも数々のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)は発売されていましたが、本格的なVRゲームを楽しむためには高性能パソコンが必要でした。
ところがOculus Questはパソコンや専用の機器は必要無く、Wi-Fi環境さえあれば単体でVR動画や本格的VRゲームを楽しむことができる仕様となっています。
価格は49,800円(64GB)と決して安くはありませんが、スマホVRやOculus Goからのステップアップ用として購入する人にとっては手が出やすいモデルと言えるのではないでしょうか。
ということで今回は【Oculus Quest】がどのようなHMDなのかもう少し詳しく見ていきましょう!
2023年10月追記
Oculus Questは販売終了となり、現在は性能アップしたMeta Quest 2が新モデルとして販売されています。
そして、更にパワーアップしたMeta Quest 3が最新のモデルとなっています。
Oculus QuestってどんなHMD?
まずOculus QuestのHMD全般における位置づけについてですが、『良いとこ取りのハイコスパHMD』といったところでしょうか。
車で例えるならトヨタのカローラみたいな感じかな?
スマホVRやOculus Goは3DoF(ヘッドトラッキングのみ)なので360°を見渡すくらいしかできないのに対し、Oculus Questは6DoF(モーショントラッキング)なのでプレイヤーの動きをゲーム内に反映させることができます。
イメージとしてはこんな感じ。
ただし【Oculus Quest】は内臓のスマホ用CPUで駆動するので、ハイスペックPCで駆動するOculus Rift SやHTC Viveにモーショントラッキングの正確さや画像の精細さにおいて劣ります。
配線の必要がないので自由に動き回れる点においてはOculus Questの方が有利です。
そういったことから、良く言えばハイコスパモデル、悪く言えば中途半端なモデルと言えるかもしれません。
ちなみに【Oculus Quest】のディスプレイには1,600×1,440の有機ELが使われており、リフレッシュレートは72Hz。
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Oculus Questでどんなことができる?
【Oculus Quest】でどんな楽しみ方ができるのか? まずはこちらの動画をご覧ください!
【Oculus Quest】は配線の必要がないので自由に動き回ることができ、運動不足の解消にもなりそうです。
ちなみにプレイエリアは2M×2Mくらいを想定しているので、家具が無い4畳半(約2.5M×2.5M)の部屋があれば十分に楽しめます。
プレイエリアは最初に自分で設定でき、エリアを出そうになると格子が現れて警告が出ます。
そのままエリア外に出るとVR空間は消えて白黒のリアル画像が映し出されるので、安全面でもぬかりなし!
続いてこちらの動画もご覧ください!
これはまだ実装されていませんが、アリーナスケールというルームスケールよりも広範囲を動き回ってプレイするモード。
2~6人でパーティーを組んでチームプレイでゲームを進めていくことができるので、ドラクエなどのRPGがメチャクチャ楽しめそうなモードです!
あのスライムがピョンピョン跳ねながら目前まで向かってく来て「お前はそっちをやれっ!」とか言いながら親子で冒険するなんて考えただけでもワクワクします。
2019年6月現在、Oculus Quest用ゲームアプリは50作品ほどリリースされていて、Oculus Storeで購入することができます。
Oculus Questはどこで買える?
Oculus Questの正規品は公式HPかAmazonで購入できますが、Amazonは品切れしています。(2019年6月現在)楽天市場などでも売られていますが、転売商品なので高くつきます。
価格は公式HPで購入する場合、ストレージ64GBモデルが49,800円、128GBモデルが62,800円。
まとめ
Oculus Questの登場により、これからHMDがどのように進化していくのか見えてきたような感じがします。
VR動画の視聴だけならスマホVRやOculus Go。
VRゲームもそこそこ楽しみたいならOculus Questのようなスタンドアロンタイプ。
本格的VRゲームにドップリとつかるならOculus Rift Sのようなパソコン駆動タイプと3つのタイプから用途に合わせて選択することになるでしょう。
今のところ【Oculus Quest】にはスマホ用CPUのSnapdragon 835が使われているけど、ゆくゆくはパソコン用の高性能CPUが搭載されて、最終的にはパソコン接続型は姿を消すことになるのか?
あるいはHMDが常に装着できるほど小型化されて、現実世界とバーチャル世界をスイッチひとつで行き来できるようになるのか?
HMDが今後どのように進化していくのか楽しみです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。