こんにちは!器械いじりや最新テクノロジーが大好きなkensirouです。ちなみに、この写真は僕ではありません。
2016年はVR元年と一部では騒がれていたり、テレビのバラエティ番組やCMにもけっこうVRゴーグルが登場していますね。
巷ではVRの人気が出てきているようにように感じますが、僕の周りでVRゴーグルを持っている人は一人もいません。
僕の周りの人たちは年齢層がけっこう高いのでしょうがないとしても、そもそもVRという言葉を知っている人が半分ほどしかいません。
どうも思っていたほどVRは広まっていないような感じなので、実際にスマホVRゴーグルを含めたHMD(ヘッドマウント・ディスプレイ)がどれくらい売れているのか調べてみました。
HMD市場におけるメイン4機種の販売台数
2017年第二四半期までにおける全世界での売上台数は以下の通りです。
1位はサムスンGear VRで約800万台。
2位はPlayStation VRで約180万台。(日本国内では約10万台)
3位がHTC Viveが約66万台。
4位がOculus Riftで約38万台
(参考サイト:VR SCOUT、いずれの数値もアメリカのリサーチ社Superdataの推計です。)

世界人口が約75億人で日本の人口が約1億2000万人なので、比率でみると大したことないように思えます。
特にPlayStation VRはOculus RiftやHTC Viveに比べるとグッと安く購入できるのに、国内販売数が10万台ほどです。
ゲーム機本体であるPlayStation 4が必須なので、元々ゲームが好きなユーザーに限定されてしまうことがネックになっているのでしょう。
それでもPlayStaion VRは直近の2四半期の売上においては100%に近い成長率を記録しているのでよく頑張っている方でしょう。
人気ゲームソフト「バイオハザード」の力が大きいのでしょうね。
一方のハイスペックパソコンが必要なHTC ViveとOculus Riftは相対的な数値としては低くなっています。
高価なパソコンが必要であるという点でハードルが高くなるので当然の結果です。
やはり低価格で手軽に楽しむことができるスマホVRであるGear VRが圧倒的な台数ですね。
もっと安いスマホVRゴーグルを含めると差は歴然です。
これらのことから、「VRに興味はあるけど高いお金を出してまでやろうとは思わない。」という方が大半のようです。
専門家の方々も当初の予想よりはその市場の成長は遅いと分析しているようです。
多くの人達の興味をひく優良なコンテンツがあまり出てきていないところに理由があるということです。
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どのような人達が購入しているのか?
面白い調査結果があります。HMDの年代別所持率とその使用目的です。
20歳前後の若い男性の多くはPlayStation VRを持っていて、その主な目的はゲームです。
一方、若い女性はスマホVRでイベントや観光関係のコンテンツを楽しむそうです。
30代後半以上の男性が一番HMD所持率が高くて、ゲーム以外のコンテンツ(おそらくDMM)を楽しむ傾向が高く、女性は子供のHMDでちょっと見くらいが多いとのこと。
基本的に女性はゲームや機械にはあまり興味をしめさないので、いかに女性の興味を引くコンテンツを創ることができるのかも重要です。
FANZAのVR動画について
もうひとつ面白い記事があります。
DMM.comの会員数は2500万人を突破して、月間のPVは25億。
会員属性としては、平均年齢36歳、平均世帯年収が約540万円、既婚で住宅を所有している傾向があるとのこと。

36歳といえば結婚生活(結婚相手)にもマンネリ感を持ちはじめ、年収がそこそこなら1戸建てを所有していて自分の部屋がある。
なんとなく想像できますね。
今年の4月にPlayStation VRに対応して売上が急上昇。
PlayStation VR所持者の30%にあたる3万人強がDMM.comのVR動画を視聴しているのだとか。
いつの世もムフフ系は強いですね。特にVRと相性がよいもんだから困ったものです。
まとめ
2016年のVR元年とは、VRが普及を始めた年であり、決してピークを迎えた年ではありません。
世界中の多くの企業がその可能性に期待し、投資や開発をするとしています。
VRの世界はまだ始まったばかりです。
みなさんも乗り遅れないように今の内にVRを体験しましょう!
まずはスマホVRから!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。