こんにちは!器械いじりや最新テクノロジーが大好きなkensirouです。
注文してから40日、ようやくN-BOXが納車されました。
実は今回僕は1度もN-BOXカスタムに試乗せずに購入を決めました。
なぜならYouTubeで購入者のレビュー動画を見たり、他のレビュー記事を読んでN-BOXがどんな車なのかイメージすることができたし、販売台数を見れば良い車であることに疑いの余地が無かったから。
数多くのレビュー記事や動画で、ほとんどの方が「N-BOXは普通車を超えた!」など、非の打ちどころが無い車のように仰っていますが「しょせん軽自動車なんだし、大げさなんじゃない?」とも思っていました。
ところが、まんざら嘘でもなかった!
ただし全部がレビューの通りかというと、そうでもないところもありました。
そこで今回はレビュー動画や記事で語られている内容と実際に運転した僕の見解の相違などについてお話したいと思います。
今回は福岡~大分間135㎞の一般道を走った時のレビューになります。
また先日、代車のN-WGNのノンターボで同じコースを走っていたのでターボの有無でどのくらい走りに差がでるのかもお伝えしたいと思います。
N-WGNについてのレビュー記事はこちらです。

N-BOXカスタムターボで長距離を走ってみて
1.加速性能
ある動画で「強烈な加速をしますね~!」とコメントしていましたが、それはウソです。
1度でも普通車のターボ車の加速を味わったことがある方なら「やっぱり軽やね!」となるでしょう。
そもそも最大トルク発生回転数が2600rpmですから「高回転での強烈な加速」よりも「低回転での太いトルク感」を重視していることが数値上でもわかります。
それでもやっぱりターボ車はターボ車。ノンターボとは比較にならないスムーズな出だし&加速。
出だしで普通車に遅れを取ることはまずありません。というよりも大衆車相手なら逆に置いてきぼりにできます。
ただしECONをONにしていると出だしで若干のもたつき感を覚えます。
ECONをOFFにすると「全然違うじゃん!」と言いたくなるほどシャキッとした走りになります。シフトをSに入れるとさらに(`・ω・´)シャキーンとした走りになります。
平らな道路ではターボ無のN-WGNでも「いつの間にか60km/h出てる」という感じで中々の加速だけど、N-BOXカスタムターボは「いつの間にか80km/h出てる」という感じです。
これが上り坂になると更にターボ車の有利さが顕著に表れ、N-BOXカスタムターボなら少々キツイ上り坂でもグイグイ加速していきます。
以前乗っていたプレオは4気筒エンジン+マイルドチャージで60馬力あったので中低速域で不満を感じることはありませんでした。
一方のN-BOXは3気筒エンジン+ターボで64馬力と、数値上ではたった4馬力の差ですが体感できる力強さが全く違います。
これは最大トルクの大きさと発生回転数の違いによるところが大きいのだと思います。
プレオの最大トルクは7.6kg・m/4000rpmでN-BOXは10.6kg・m/2,600rpmですから。
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2.静粛性
N-BOXの静粛性についてはレビュー記事などで「非常に高い!」と言われていますが、これは本当です。静粛性については下手な普通車より断然高いのではないでしょうか。
アクセルを少し踏み込むとエンジン音が結構聞こえますが、これはワザとではないでしょうか?ホンダは昔からスポーティーさを残すためにあえてエンジン音が聞こえるようにしているとよく言われてきました。
ですので、決して不快なエンジン音ではなく、心地良い「鼓動」のようなエンジン音だと思います。スバルやポルシェの水平対向エンジンの音に似ていると思うのは僕だけでしょうか?
ロードノイズは全く気にならないレベルまで抑え込まれています。タイヤの性能によるところも大きいのでしょうが、N-WGNに比べても断然静かです。
段差を乗り越える時も「ガタンッ!」ではなく「コトン!」という感じです。
一般道で風切り音が気になることもありません。
3.乗り心地
一番特筆すべきなのが乗り心地の良さです。
購入者レビューでもよく「軽の乗り心地ではない!」とか「普通車よりも良い!」とか書かれていますが、これは本当!
道路のデコボコや段差を乗り越える時、N-WGNでは気になった軽特有の「突き上げ感」がN-BOXカスタムにはほとんどありません。「しなやかに乗り越えていく」という表現がピッタリです。
シートの座り心地の良さと相まって、まさに軽自動車史上最高の乗り心地!
燃費
燃費については運転する人によって結構な差が出るので、レビュー記事がアテになるかならないかの判断はできません。
僕の場合は福岡~大分間135㎞を走った後に満タン方で燃費を計算したところ、20km/lでした。(インフォメーションディスプレイに表示されている平均燃費も20㎞/lなのでかなり正確)
ただし、ECONは常時OFFで峠の追い越し車線でけっこうとばしてしまいました。それがなければ22~23km/lは行くと思います。
(ちなみに、全く同じルートを走ったN-WGNの燃費は29km/lでした。)
街乗りの場合、ECONをオフにしてアイドリングストップしない状態だと12~13㎞/lで、ECONをオンだと14~15㎞/lです。
まだ前の車の感覚でアクセルを踏んでしまうので、慣れればもっと良くなると思います。
まとめ
N-BOXカスタムターボという車をひとことで言い表すと『ちいさな高級車』という感じがピッタリ! 軽自動車を運転しているという感覚は全く感じられません。
ターボ付きだけどエンジン回転数を上げて加速するのではなく、トルクでゆったりと加速していくタイプの車です。
ちょっとだけアクセルを踏み込んで2000回転を超えてくると、太いトルクでモリモリ加速していきます。
乗り心地の良さも含めてシットリとした乗り味とでもいうのでしょうか?
軽自動車に「シットリ」という表現は今まで使われることは無かったと思いますが、N-BOXにはしっくりくる表現だと思います。全てにおいて上質!
ライバル車と乗り比べたわけではないので、「N-BOXが1番!」とまでは言えませんが、値段に見合うだけの車であると断言できます。
どの軽自動車を購入しようか迷っていらっしゃる方は、騙されたと思って1度試乗してみることを強くおすすめいたします。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。