こんにちは!器械いじりや最新テクノロジーが大好きなkensirouです。
ひと昔前の軽自動車に搭載されている純正スピーカーは質が悪く、音楽を良い音で楽しむことができるような代物ではありませんでした。
したがって良い音で音楽を楽しみたい人は社外品のカスタムフィットスピーカーに交換するしかありません。
今回僕は知人に頼まれ、スバル プレオのフロントスピーカーをカスタムフィットスピーカーに交換してみたので、交換手順の説明と交換後にどれくらい音質が変わったのかお話ししたいと思います。
目次
純正スピーカーとカスタムフィットスピーカーを比較
今回購入したスピーカーはクラリオンのSRT1033という10cmコアキシャル3wayスピーカーです。
クラリオンというメーカーは何十年も前からカーオーディオ関連品を供給し続けているメーカーなので信頼性は高いです。
値段は5,000円ほどですが、性能は純正品と雲泥の差があります。
そしてプレオから外した純正スピーカーがこちらで、ダンボール紙みたいな材質のコーン紙が使われており、ちょっと指でつつけば破れてしまいそうにチャチイです。
音質はAMラジオを聴くくらいならなんとか聞ける程度で、高音域や低音域はスッカスカ!
数値でみる性能の差
今回購入したクラリオンのスピーカーの性能は下記の通り。
1.瞬間最大入力について
純正スピーカーの性能の詳細はわかりませんが、瞬間最大入力は15Wでクラリオンの方は120Wと段違い。
瞬間最大入力の数値が大きい方が大きな音を余裕を持って再生することできるため、少々大きな音で聞いても音割れせずにクリアな音が楽しめます。
2.再生周波数帯域について
クラリオンスピーカーの再生周波数帯域は45Hz~50kHzとなっています。
これはザックリ言うと、どのくらい低い音から高い音まで表現できるかを数値で表したものです。
人間が聞き取れる周波数は20Hz~20KHzなので、このスピーカーの場合は若干低音域が弱いということになります。
このスピーカーは口径が10cmと小径なので、低音域はどうしても大口径スピーカーより劣ってしまいます。
低音域を増強したければスーパーウーファーを追加するか、取り付け部を加工して大きなスピーカーを取り付けるしかありません。
一方、高音域は十分に余裕があります。
これは真ん中に搭載されているピエゾドームツィーターのおかげでしょう。
3.出力音圧レベルについて
クラリオンスピーカーの出力音圧レベルは91dB/W/m。
これはザックリ言うと音の力を数値化したもので、1メートル離れたところでどれだけハッキリと音が聞き取れるかというものです。
数値が大きいほどハッキリ&しっかりとした音を表現できます。
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スピーカーの交換手順
今回はプレオのスピーカーの交換手順であり、車種によって交換手順は異なります。
まずはマイナスドライバーなどでカバーをはずします。
大抵ははめこんであるだけなので、ドライバーなどを突っ込んでめくりあげれば外れます。
スピーカーを留めてあるネジを回すのにフロントガラスが邪魔で長いドライバーが使えません。
写真のようなラチェット式の物が便利。値段は数百円で、もしかしたら100均にもあるかも?
スピーカーコードの接続カプラーは車種により異なりますが、ほとんどのカスタムフィットスピーカーには数種類のカプラーが同梱されています。
適合するカプラーを使いカチッとなるまでスピーカーとコードをしっかりと接続。
デッドニング用のすきまテープが同梱されていることもあるので、できればスピーカーの表と裏に貼り付けてすき間を埋めましょう。
あとはしっかりとネジ留めするだけですが、あまり締め付けすぎてスピーカーユニットが変形しないよう注意が必要です!
ダッシュボードに埋め込まれているスピーカーなら交換作業も簡単で、30分もあれば交換できます。
ドアに付いているタイプなら内張をはがす作業が必要なので1時間くらいでしょうか。
ビフォーアフター
交換後の音質は控えめに言ってもその差は歴然!
やはり数値通りに低音域は弱いですが、純正スピーカーより遥かにメリハリのある中低音が出てます。
高音域はクリアな音が十分に出ていて文句なし!
5,000円&10分間の作業でこれだけ良い音に変えることができるのであれば、やる価値は十分にあります。
音楽をお供にドライブに行くのが楽しくなること間違いなしです。
まとめ
今回はフロントスピーカーだけの交換でしたが、併せてリアスピーカーも交換してカーオーディオ本体もハイパフォーマンスモデルに交換すれば、更に良い音で音楽が楽しめるようになることでしょう。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。