こんにちは!器械いじりや最新テクノロジーが大好きなkensirouです。
「Windowsの動作を改善する方法」でググってみるとIoPageLockLimitのレジストリの値を変更するのが効果的だと見かけることがあります。
どういうことかと言うと、CPUがデータを一時的に蓄えておく「I/Oバッファ」という数値を大きくして一度に蓄えることができるデータ量を増やしてやれば処理がスピードアップされるという理屈です。
実際に僕が以前Windows7でやってみた時は効果を感じたけど、Windows10では効果を感じることができませんでした。
ネット上でも賛否両論あります。
だけど実装メモリーの大きさやOSによっては効果が期待できるかもしれないので「なんか面白そう!」と興味をもたれた方は試してみて下さい。
それでは早速IoPageLockLimitのレジストリ値を変更する手順を説明します。
IoPageLockLimitのレジストリ値を変更する方法
まずレジストリをいじるときはかならずバックアップをとることと、復元ポイントの作成を忘れないでください。
間違ったレジストリの改変をおこなうと、ウインドウズが再起不能になる恐れがありますので慎重にやっていただくようお願いします。また、くれぐれも自己責任でお願いします。
・レジストリ・エディターの起動方法とバックアップの取り方はこちらを参考にしてください。
・復元ポイント作成方法はこちらです。
レジストリ・エディターを起動したら「HKEY_LOCAL_MACHINE」をダブルクリック。
「SYSTEM」をダブルクリック。
「CurrentControlSet」をダブルクリック。
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「Control」をダブルクリック。
「Session Manager」をダブルクリック。
「Memory Management」をクリックして、右側の空白部分で右クリック。
「新規」→OSが32ビットなら「DWORD(32ビット)値」をクリック、OSが64ビットなら「QWORD(64ビット)値」をクリック。
「IoPageLockLimit」と入力→「Enter」→ダブルクリック。
「10進数」にチェックを入れ「値のデータ」欄に適正値を入れて「OK」をクリック。
適正値はハッキリとした数値が示されているわけではないので、試してみるしかありません。だいたい搭載メモリ1GBあたり5MB前後が適正だとされてます。
例えば8GBのメインメモリを搭載していれば40MBが適正なので「値のデータ」欄には40000000と入力します。
「OK」をクリックしてWindowsを再起動すればレジストリの変更が反映されます。
これで体感速度がアップすれば儲けもの!
そしてIoPageLockLimitのレジストリ値の変更によって不具合が出ることはほぼありませんが「値のデータ」欄を0など極端に小さな値にするのだけはやめましょう。
動画のバッファ(先読み込み)ができなくなるので動画を扱うソフトなどが正常に動かなくなします。
元に戻す場合は「IoPageLockLimit」自体を削除してください。
まとめ
ぼくのパソコンには10GBのメモリを搭載してますので、少し多めに60MBと入力しました。
レジストリ変更後に色々と動かしてみましたが、なんとなくキビキビとなったような、ならないような?という感じです。
入力する数値を色々と変えてみたら変わるかもしれませんが、ウインドウズ・ビスタ以降はレジストリ内に「IoPageLockLimit」自体が無くなっていますので、おそらく自動で最適な数値が適用されると思われます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。