こんにちは!器械いじりや最新テクノロジーが大好きなkensirouです。
2017年当時、本格的なVRゲームを思う存分楽しむことができるHMD(ヘッドマウントディスプレイ)の本命機種はPlayStation VRとOculus RiftとHTC Viveの3つでした。
中でもOculus RiftはPlayStation VRより値段は高いけどその分没入感が高く、より本格的なVR体験をすることができるモデルとなっています。
ではOculus Riftは価格に見合った性能であり、本当に満足度の高い商品だったのでしょうか?
僕個人の答えとしては「NO」です。
当時はまだ買うべきではないと思っていて、その理由としていくつかあげられます。
その理由を含めて、今回はOculus Riftについて少し掘り下げたお話をしたいと思います。
Oculus Riftは買わない方がいいと思う理由
1.ゲームを楽しむために最低限必要な物が高すぎる
必要なパソコンスペック
Oculus Riftを思う存分に楽しむために障害となるのがパソコンに求められるスペックで、下記の通り当時としてはかなりハイスペックなパソコンが必要でした。
最小パソコンスペック | 推奨パソコンスペック | |||
---|---|---|---|---|
グラフィック カード | NVIDIA GTX 1050Ti | AMD Radeon RX 470以上 | NVIDIA GTX 1060 | AMD Radeon |
代替グラフィックカード | NVIDIA GTX 960 | AMD Radeon R9 290以上 | NVIDIA GTX 970 | AMD Radeon R9 290以上 |
CPU | Intel i3-6100 | AMD Ryzen 3 1200、FX4350 以上 | Intel i5-4590 | AMD Ryzen 5 1500X以上 |
メモリ | 8GB以上のRAM | 8GB以上のRAM | ||
ビデオ出力 | HDMI 1.3互換ビデオ出力 | HDMI 1.3互換ビデオ出力 | ||
USBポート | USB 3.0ポートx1、 USB 2.0ポートx2 | USB 3.0ポートx3、 USB 2.0ポートx1 | ||
OS | Windows 8.1以降 | Windows 7 SP1 64ビット以降 |
必要スペックをIntelのCPUで確認してみると最小スペックで5485 / 推奨スペックで7240なので当時のミドル-ハイくらいのスペックが必要。
またGPUはGeForceでみてみると最小スペックが5800 / 推奨スペックが8556と結構ハードルが高かった。
Oculus RiftやHTC Viveを存分に楽しみたいならCPUとGPUの両方でスペックを満たしている必要がありました。
どちらか片方だけが対応していれば大丈夫というわけではないので勘違いしないで下さいね。
ご自分のパソコンのCPUとGPUの単体性能を確認したい方はこちら。
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2.サポート体制が最悪
アマゾンの購入者レビューをみていただければ分かりますが、初期不良の場合であってもすぐに対応はしてくれないようです。
中にはこちらの言い分を受け付けてもらえないという書き込みもチラホラ。
修理もできないうえに、部品の販売も一切していないことから、運悪く初期不良品にあたったときはほぼ5,0000円をドブに捨てることになります。
Oculusから直接購入しないと保障を受けることができないうえ、サポート体制にも問題があるメーカーの商品なんて怖くて買えない。
ということで2023年現在、最もおすすめできるHMDはMeta Questだと僕は考えてます。
現在Oculus社はMeta社に社名変更していて、パソコンが不要なスタンドアローンヘッドセットであるMeta Questが主力商品となっています。
まとめ
2017年当時、Oculus RiftはVR世界を体験するのに最も魅力的なモデルであり、問題無く機能すれば今までに経験したことがない世界を楽しめるのは間違いないHMDでした。
だけどパソコンの性能が追いつかないので購入しても使えないという方が大多数だったのではないかと考えます。
そのうえ、サポート体制が悪いとなると購入するのに躊躇してしまいます。
ハイスペックパソコンが無くても高品質のVRゲームが遊べるモデルが主流となった今、HMDを購入するにあたってOculus Riftが候補にあがることはないでしょう。
ましてや中古品となると言わずもがなですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。